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2007/05/09 GRAPEVINE@SHIBUYA-AX

■2007年5月9日(水)GRAPEVINE tour 2007 「ママとマスター」SHIBUYA-AX
開場時間-18:00 開演時間-19:00 Pコード:250-074
前売り:1F立見¥4,000/2F指定¥4,000 当日:¥未定 3/31(土)一般発売
ワンマンライブ

【セットリスト】

01 ランチェロ'58
02 スレドニ・ヴァシュター
03 シスター
04 (All the young)Yellow
-MC- 
05 ナツノヒカリ
06 南行き
07 GRAVEYARD
08 13/0.9
09 ママ
10 アナザーワールド
11 インダストリアル
12 豚の皿
13 Juxtaposed
14 FORGEMASTER
15 指先
-MC-
16 I must be high
17 棘に毒
18 COME ON
19 Scare
20 FLY
21 その未来
22 smalltawn,superhero

【EC】
-MC-
23 涙と身体
24 遠くの君へ
25 BREAKTHROUGH


ひっさびさ!バインことGRAPEVINEのワンマンに行ってきました。
(前回見たのは2005年秋“SWEET HOME ADABANA”ツアーのAX?)
個人的感想丸出しのレポートですがよろしければどうぞ。


1曲目の「ランチェロ'58」は最新アルバム「From a smalltown」から。
続く「スレドニ・ヴァシュター」もそう。
冒頭から一気にバインワールドへ引き込まれていく。
3曲目の「シスター」、ライブで聞くと本当にテンション上がる!
バインにしてはめずらしい(?)アッパーめな曲。

最初のMC。
「元気か!この人形焼ヤロウどもよ!」と田中さん。
東京といえば人形焼だろう、との考えだったらしい(笑)
(そう、バインは関西出身バンドなのです)

ツアーも前半は終わり、ここからまた仕切り直し、とのこと。
「GWも終わりましたね。…ざまぁみろボケ!働け働け!」て(笑)
田中氏こんなキャラだったかな。だったか。笑

「夏を先取りして夏っぽいヤツいきます」のコメントのあとに
演奏されたのは、「ナツノヒカリ」と「南行き」!!
「ナツノヒカリ」はCDで聞くのとまたちょっとイメージ変わりますね。好き。
「南行き」は2000年のsouthboundツアーの時によく演ってたイメージが。
その後もたまにツアー見に行くとやってた気がするので
わりとライブ演奏率は高いのかも?

田中氏のすらりと伸びた脚に釘付け。
白いシャツが爽やかげなんだけど何故かエロい。エロく感じる。
エロカッコイイという言葉がぴったりだなぁこの人。と思ったり。

「GRAVEYARD」のあとに田中さん、
「8枚目のアルバムを発売しました!」。
客席からの拍手を煽って頷いて満足げ。笑

本日(個人的)最初の泣き所は「アナザーワールド」でした。
この曲を聞くとどうしてもリダのことを思い出して胸が苦しくなる。
現在3人組であるバインが元は4人だったってことは
わりと有名というか知られてることだとは思いますが、
簡単に時系列で説明させていただくと。
バイン結成当時からリーダーでもあるリダことベースの西原さんが
2001年秋のWHITEWOODツアーをジストニア治療のためお休み。
翌2002年に一時復帰するも、やはり腕が思うように動かず、
今後のバインに支障をきたすから、と年末を持って脱退したという経歴が。
よく「方向性の違い」等で脱退や解散するバンドは多いけど、
バインのようなパターンは当時の私にはけっこう衝撃的で、
ショックでショックであの頃はしばらく落ち込んでました。
2002年の11月に出た5thアルバム「another sky」収録の曲が
この「アナザーワールド」。歌詞がリダのことを歌っているようで
聞いていると本当に泣けてしまう。

後半、「豚の皿」での田中氏の歌う形相、圧巻。
西川さんのギターも冴え渡る。
デビュー時からこのバインの「演奏での安定感」というのは本当に
変わっていないというか。最初からレベル高かったというか。
それでいて上昇してると感じられるところがもう本当に凄いとしか言いようがない。

「指先」後の田中氏MC。
「今年の9月でデビュー10周年を迎えます。ありがとう!ありがとう!ありがとう!」
「過去7枚のアルバム、今ならお安い価格で売ってます。…この際買ってくれ!(笑)」
その後「東京ではあんまり喋ることがない」という発言に対し、
(もちろん)客席からは「えー」というブーイングの合唱。
すかさず「うるさいボケ!アホ!喋らそうとすんな!」(笑)
「色々考えたんですけどね、人形焼しか思い浮かばんかった」
(ここで「他にはー?」と客席から声が。)
「…雷おこしヤロウ!!」(爆) 「…よしもう後半にいこう!」

後ろを振り返ってドラムの亀ちゃんを仰ぐ田中氏。
亀ちゃんもニコニコと笑顔。

田中さんと西川さんのギターセッションから「I must be high」へ。
亀ちゃん、2年前に見たときよりまた痩せたなぁ。
デビュー時よりも細くなってないかしら。汗

テンポ感が気持ちいい「COME ON」から「Scare」へ、
さらに「FLY」~「その未来」への流れは勢いがあって凄かった。
ミディアムテンポな曲が多い彼らだからこそ、こういう曲は
ライブでも爆発力があって本当に見ててわくわくする。楽しい。

本編ラスト、田中さんがアコースティックギターに持ち替えて
(見てて思ったけどバインはわりと数曲ごとにギター変えますね)
「smalltawn,superhero」をしっとりと。

本編終了。20曲超でかなり長く感じられた。
(最新アルバム収録の曲は結果として全部歌いましたね。凄い。)
これでもかこれでもかの音の洪水。


「アンコールサンキュー。今年デビュー10周年!
そんな過去のアルバムから懐かしい曲をやります」

田中さんのそんなコメントのあとに演奏されたのは…
「涙と身体」「遠くの君へ」!!!!
どちらも1stアルバム「退屈の花」からのセレクトに思わず嬉しい悲鳴。
とにかく聞き込んだアルバムで、個人的に思い入れも強かった2曲。
自分の中で本当に大切で大切で大好きな歌です。

「もう1曲だけやや懐かしいシングルを!」と演奏されたアンコールラストの曲。
「なんだっけコレなんだっけコレ」とうろたえるも、
レポート書く段階になって2004年3月リリースの「BREAKTHROUGH」だと判明。
あれ、私このCD持ってたはずだけどなぁ。
曲中に「ありがとー!」と放つ田中さん。いやぁなんてカッコイイんでしょう。


そんな彼らもデビュー10周年ですか。時の流れは早いものだなとしみじみ。
1998年の「頼むぜ、バイン'98」ツアー@新宿リキッドルーム。
暮れも押し迫った中、今はなき新宿のリキッドで見た彼らは圧巻だった。
派手さはなく、常にどこかに闇を抱えているイメージだった当時の彼ら。
それは私の中では今もさほど変わりないのだけど、
それこそがバインの醍醐味というか。上手く言葉にできないんですけど。
それでもその中心部は熱っぽい、熱いものが確かに存在している。
それが爆発したときの勢いに惹き付けられるんだろうなぁ。なんて。

2003・2004、2006年辺りは一度もライブ見なかったのが悔やまれるほど
今また今後見続けていきたいと思うバンドになりました。
結成当時、メンバー募集の告知を見て田中さんはバインに加入したものの、
ボーカリストの重圧から逃れるため(元々ギター志望だった)失踪したことがある、
というオモシロエピソードもある彼ら。(その後リダの説得により復帰したらしい・笑)

AX2daysの初日だったのですが、2日目も行きたくなったり…。苦笑
(この後横浜BLITZ新木場STUDIO COASTでもやりますが完売してるようで)
イベントでの彼らはあまり見たことないので
(98年9月のNACK5イベ@野音と2000年のアロハフェス@リキッドくらいか?)
どんな感じなんだろうかと…思ったり…。


いるかもなぁと内心こっそり思ってはいたのですが、
帰りにオセロケッツのドラマー、まっさんを発見。
デビュー当時、やたら仲良し宣言をしていた(気がする)バインとオセロケですが
今もこうして交流(?)が続いているんだなぁと思うと何だか嬉しかったです。

【こ】
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すごいいいライブだったので自分も追記。

テレキャスを持ってるときの田中がやっばいほどかっこよく
男でも惚れそうでした。

確か
テレキャス → SG → ジャガー(ジャズマかも) → テレキャス → アコギ
の感じで持ち替えてたと思います。

メタルブルーのテレキャスターがものすごい印象的でした。

てか田中ってストラトじゃなかったでしたっけ???
【よ】

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